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『アクセス』3周年記念!
さぁ始まりました。アクセスの時間でございます。本日の放送をもちまして「アクセス」は、やめるって話じゃなくてちょうど丸3年、三周年でございます。
おめでとうございます(拍手)。
4年目に突入します。これまでなんと158回の放送ですね。
素晴らしい!
なんとここまで続けてやってまいりましたので、皆さま引き続き4年目もよろしくお願いいたします。ということで、量子コンピューターでできたサイボーグとお友達ということの久保書記長、今週もよろしくお願いよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
先週はですね「書記長お帰りなさい!」の会だったんですけど、4月に入りまして雇用促進法の第五条の改正に始まり差別解消法の民間業者への適用拡大が入ったりとか、いろんなものが変わりますけどね。
はい。
なんかアレでしょう? 某マスコミの方から書記長に連絡があってそうで、結構大変なことになってるみたいですね。
全国的に所謂、報酬改定で細かいところはよくわかってないんですけれども、きちんと自立できてないA型が一気に苦しくなると…。ある日突然「もうA型辞めます」といって、利用者兼労働者が解雇されるということがもう全国的に起きていると…。
起き始めてるんですね。
それで「相談者が殺到してませんか?」っていうふうに取材が来たっていうのがついこないだありましたね。
起こってるから「ありませんか?」って聞いてくるわけですよね。
そうですね、もちろんそういう情報は耳にしていて、逆に「そうなんですか?」って聞いた時にものすごい数のA型がクローズしてB型に変わるとか、事業廃止がすごいっていうのは言ってましたね。
A型はですね、毎年4月に前年度分の状況を「スコアリング」といってですね、細かく採点をされるんです。まあこれはあくまでも自己申告の部分も大きいんですけど、それで採点結果を届け出をしてその年1年分の訓練給付金の金額が確定するようになってるんですよね。
はい。
聞いたところによると今回4月からですね。これまでスコアリングが加点方式だったんですよ。例えば通ってるA型雇用の「利用者さんが平均で1日何時間勤務してますか?」。当然ですけど、平均の労働時間が大きかったら点数が高いよとか「外部の専門家を招いて講座をしてますか」とかですね。
はい。
そういういろんな部分が加点方式で採点されてトータルの点数が出たらそれによって今年の報酬がいくらっていうのは決まるんですけど、加点じゃなくて減点もされるみたいなんですよ。
あぁなるほど、マイナスにするってことですね。
そうです、点数から出される報酬単価自体は上がるみたいなんですよ。真面目にやってたら上がるんです。
今まで「0」でごまかしていたところがマイナスになっちゃうってことですね?
そうです。
ちょっと言葉悪いですけど、僕のとこに取材きた人も悪しきA型という、いわゆる効率だけ求めて本来回しちゃいけないお金を給与名目で回してきたようなところには致命的だと言い方はしてました。
なるほど。
あと労働時間も多分大きいと思いますね。一番最初に見てくるのがそこなんですよ。1人に対して1日五千数百円の訓練給付金って降りるんですね。A型は雇用しているのでそこから給料払わないといけないじゃないですか? でも一時間しか働かなかったら一時間分の時給だけでいい話になるので施設への手残りが大きくなるでしょう。
その五千円からっていうことですね?
そうです。でも、例えばですけど1日5時間しっかり働いてもらえれば最低賃金で計算したって五千円近く日当で払わないといけなくなるので、ちゃんとやってたらその保険の収入引く出ていく給料で計算すると、本当は給料が先払いなんですけどこの差っ引きの分が少なくなって要は外部からちゃんと仕事を取ってないとそもそも回らない。
回らない。
これは、大原則にようやく近づくのかなと…。それをごまかすようなことをして労働時間をちょっと短くするとかいうふうにしてたりするところが、多分これによってかなり厳しい状態に追い込まれんじゃないかなぁという…。
だからそれを見越してもう1月、2月から廃業とか業種換えがものすごく増えているという話でしたね。
あぁ、なるほどですね。
まぁ共同通信さんですからね、全国的にケアを多分してる…。
間違いないでしょうからね。ただその一方でA型も総量規制も結構かかってるみたいで、ちなみに今宮崎県がかかってるんですよ。
まぁもともと東京とか神奈川はかかってるところは新規はもう基本出しませんよっていう定でしたもんね。
そういうのもあって少し量を絞ってかもしれないですね。
あのこの4月からでやっぱりその週10時間もいわゆるカウントにすると、良い悪いいろいろあると思いますけど、まあ短時間労働で「雇いやすくしましょう」っていうようなのがあるじゃないですか? 結局「働かせやすいルールを作ってるんだから、そこに留めておかないでよ」っていう考えは根っこにはあるはずなんですよ。「一般就労に出しなさいよ」っていうのは、もともとあるはずなんで、だからずっとそれでビジネスをしている方はなんとか淘汰させようっていうのはあるんじゃないですかね。
もともとずっとA型不要論っていうのがありますからね。
ありますね。A型がダメならB型っていうような動きがあるみたいですから、逆に今度は「B型どうなのっ?」てなるような気がします。
イタチごっこみたいな話になると思いますね。
だから本当にまあ、理想的には行ったり来たりしやすいのがまず1番だと思うんですよ。例えば求職・復職のタイミングでA型使って、スキルアップするとかなんかそういうちょっと自由度があればいいんでしょうけど、どうもやっぱ労働と福祉っていう「1回福祉に落ちたらもう労働しばらく無理だよ」とか、もう「労働行ったんだから福祉には戻ってくるなよ」みたいな、それがあるんでやっぱりどうも見えにくくはなりますよね。
来週、再来週はですね、今のところですけど精神科のクリニックの先生をゲストで呼ぶ予定にしてますんで、3周後以降にちょうどその頃には法改正が今月からスタートしてますけど、1ヶ月ぐらいたってそしてまたロクイチ調査の時期も近づいてきてますから…。
そうですね。次がもう雇用率がバッとまた上がって8とかですからね。
ですので改めてちょっとまたこの話もしていただければと思います。
はい、わかりました。
DJ. カジキング
小山院長をお迎えして Vol.1
さぁ本日はですね、スペシャルゲストをお呼びさせていただいております。宮崎県児湯郡高鍋町にございます「おがわクリニック」の小川院長にお越しいただいております。よろしくお願いします。
こちらこそよろしくお願いします。
久保書記長もよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
小川先生にはですね、ガルヒ就労支援サービスの宮崎市にあります「ネイビーマーリン」と特に深いやりとりをさせていただいているということで、小川先生のところからご紹介いただいて、ネイビーマーリンで訓練をして、その後就職達成した元利用者さんたちがどのように通院されていて就職後どういうふうに変わったのかみたいな部分からお話しさせていただければというふうに思っています。
じゃあ先生、早速なんですけどKさんとCさんと2名、2人とも無事就職達成をしているわけなんですけども、ちょっと1人ずつどんな状態だったのかとかいうところをお聞かせ願えればというふうに思うんですけども。
はい。
まずKさんですね。2021年の4月5日に就労移行支援事業所の「ネイビーマーリン」と言う施設に訓練開始スタートされまして約2年後に退所して無事就職を果たしております。でこのKさんは訓練する前の段階から少しパソコンを触られてあった方なので、プログラミング等も抵抗なく学習をスタートしていけたんですけど、現在はしっかりプログラマーとして勤務をされております。通所されだした頃は閉鎖的な表情が多く、パーソナル障害もあったようなというふうに私伺ってるんですけど。
はい。
最初に来られた頃はどんな感じの方だったんでしょうか?
どんな感じというよりも、まぁ簡単に言えば自分のやりたい事とか特性が仕事とマッチしてないという状況ですよね。だから凹んでると言うことですよね。
某大手の特例子会社に確かこの方いらっしゃって、私もたまにしか拝見してなかったんですけど。
はい、その通りです。
まぁしっかりしっかり学習していって2年たった頃には他のプログラマーと比べて、遜色ないスタートダッシュが切れたのかなということで
はい。
それからまたさらに約1年経過してますけど、最近も月1回ぐらいは通院されててどうですか?
そうですね、自分の持っている特性とかやりたいこと、そういうものと今の環境がうまくかみ合っているので充実してるし、仕事面で充実するとして生活も楽しくなるという。
なるほど。
まあ極めてごく当たり前のことが回ってるっていう感じですよね。
なるほど。私生活も楽しそうですか?
そうですね。
それともう一人のCさんは約1年半ネイビーマーリンに通って、そして彼の場合は関東で働きたいっていうふうに最終的にいらっしゃって、今、横浜の支援員として働いてるんですよ。
はい。
横浜に引越しちゃってますので、おそらく先生のところには通われてないとは思うんですけど。
その通りです。
最後に「就職決まったよ」みたいな話はしたんですか?
もちろんされましたけど、彼の場合は自閉スペクトラム症なので淡々としてますよね。内面を上手に人にわかりやすく伝えるというのがなかなかできないので
なるほど、だからこちらとしては、内面はあまりうかがい知れないというような状況でしたよね。
とあるテレビ番組の収録で障害持ってる人たちに「光」を与えるという意味合いで元利用者っていう立場でテレビ番組出てくれないかって話をしたら2つ返事で出てですね、テリー伊藤さんとかと東京新宿のスタジオで収録してたんですけど、物怖じせずめちゃくちゃ喋ってたのでやっぱり「環境が変わればある程度そういったところまで変わってくるのかな」なんていうことは私なりにも見て思ってたんですけど。
むしろ逆かもしれませんよ。要するに空気が読めないところがあるので、どこかでも同じようなペースで喋ると。だからテリー伊東だろうが誰だろうが同じ。
先生、僕たちみたいな就労支援事業所、先生側から見て「もっとこうしたらいいのにな」みたいな部分ってことありますか?
ありますね! まず1つは、自分とこのカラーを外に向かって出してほしいなと思いますね。
各施設ごとに?
そういうことです。僕が見るところがガルヒさんっていうのは割とITに強くて、ある種知的水準も高い方が向いているのかなというふうに思ったので、そういう方を主にそちらにご紹介申し上げているんですよね。
はい。
各事業者、各事業者で「うちはこういう特性の方、障害の方が結構来ていらっしゃいますよ」というところを打ち出して、まぁ言葉を変えるとボリュームゾーンですよね。ボリュームゾーンは「ここにあるんだぞ」ということをはっきり謳ってほしいなと思いますね。そうしないと近いからとか、誰かが行ってたからとか、そういうのではこういうところ選んじゃダメだと思うんですよね。それが一番でしょうか。
もう1点は、定着支援。定着支援と就労移行支援はセットだと思ってるんですよ。これどっちか一方だけではなかなか伸びていかないと思うので、移行支援を使って就労された方の定着を図ったり、あるいはうまく定着できない方がどうしてなのかということを移行支援まで振り返って、またそこに改善を加えていくというサイクルを回していかないといけないかなと思ってるんで今感じたのはその2点でしょうかね。
そうですね。もうごもっともの話ですね。まぁ1点目は障害者総合支援法の中で障害のこういった障害の方は受け入れる。これは受け入れないみたいなところを線引きしちゃダメみたいなものがあるので、多分おそらく他の業者さんもあんまりこう明確になかなか打ち出しづらい部分なのかなというのがあるので
あぁ、そうなんですかね?。Kaienさんとかはっきり謳ってますよね。Kaienさんご存知ですよね?
はい。
あそこは「発達障害に特化した・・・」っていうふうに最初っからスタート時点からはっきり謳っていたと思うんですけどね。
なるほど。
むしろそういうふうにしないと不親切だと思うんですよね。「なんでもやってます」というような感じになると。
まあそうですね。守備範囲広くなると。
そうそう、ちょっと例えがどうかわかりませんけど、進学塾みたいなあったとしますよね。うちは例えば高校受験特化する。しかも「超進学校の生徒さんを集めてます」みたいじゃないと選びにくいですよね。
そうですね。
そこのボリュームゾーン、そこの顧客を明確に打ち出してもらわないと選びようがないし、お互いに時間のロスですよね。
そうですね。
そこははっきりやっぱり打ち出していただかないと今後はいけないんじゃないかなという気はしますけどね。
わかりました! 早速参考にさせていただいてホームページの内容も少し変更していきたいと思います。それで先生、来週も引き続きゲストお越しいただいてですね。今度、久保書記長から質問があるみたいですので、ちょっとまたトークさせていただければというふうに思います。
じゃあ楽しみにしています。
来週も引き続きよろしくお願いします。
こちらこそよろしくお願いします。
DJ. カジキング
小山院長をお迎えして Vol.2
さぁそれでは今週もよろしくお願いいたします。今週のゲストもですね、先週に引き続き「医療法人おがわクリニック」の小川先生にお越しいただいてます。よろしくお願いします。
こちらこそよろしくお願いします。
久保書記長も今週もよろしくお願いします。
はい、よろしくお願いします。
さぁ先週はですね、小川先生のところからご紹介いただいた施設の元利用者さんたちが、就職後に今こんな感じで頑張ってるよと。それと先生から見て就労支援事業所はこういうふうにあってほしいんじゃないのみたいな話をお伺いしましたけども、今週は障害者向けの労働組合を運営されてる久保書記長から相談の現場で感じてることとか、今後のアドバイスに生きるような視点で質問をさせていいただきいということですので、よろしくお願いします。じゃ早速書記長お願いします。
はい、先生よろしくお願いします。
こちらこそよろしくお願いします。
私のところでは、対面で相談に乗るケースが多くてですね。働いている方が前提なんですけど、職場でトラブルになって会社行けなくなっちゃったとか、あとは日々このままだったら会社に行けなくなっちゃうみたいなタイミングで相談を受けるんですが、僕らも先入観持たずには聞いてるんですけども、何となくこの病気の症状とちょっと違うところが職場で問題になってるんじゃないかなっていう時に、やっぱりいわゆるお薬手帳ですか? でやっぱりすごく長い期間漫然と睡眠薬を飲んでるとかですね。酷い人になると起きて向精神薬、寝る前に睡眠薬みたいなライフサイクルの人もいらっしゃるんですね。やっぱりその自分の判断とか素人判断で薬を止めるってこともちろん危険ですけれども、なんかあまりにもこうなんていうんですかね。ちょっと薬の影響で例えば日中攻撃的になっているとか、そんなようなケースもまあ稀にというよりまぁまぁあるもんですから、なんか医師ではない僕たちがアドバイスできる範囲というその辺をちょっとヒントをいただければなというところですね。
はい、ちょっといくつかご質問あったので少し整理すると1つはその依存になってるんじゃないかという点が1つと、もう1つはそのお薬を飲むことで、有害な作用があって攻撃性とかそういったことがあるようだと、3つ目はじゃあどういったアドバイスをしたらいいかという、こういうことですよね。
はい。
その最初の依存っていうのはちょっと難しい話なので置いときます。2つ目の薬による副作用っていうんでしょうかね。有害作用っていうのはあるんではないかと。実はこれはものすごく難しい問題で、お薬の副作用で眠気・ふらつきとか攻撃性とか、そういうのはあるんですけど精神症状そのものでもあるんですよね。ですのでどっちなのかっていうのが僕らもわからないことはすごく多いですよ。
要するに病気が起因してるのか、薬によるものなのか?
そういうことです。さらに言うならば副作用が出てる場合があるんでしょう。僕もそれは思います。ところが薬には副作用のみならず、当たり前ですけど効果もあるわけですよね。ですので効果と副作用を両にらみでみて「効果の方が勝ってるよね」って思った時は続ければいいし、副作用の方が勝っているというのは、当然やっぱりやめたり他の薬に変更するということですね。
一番危険なのは副作用のみだけ見て、これがあるからダメ、これがあるからもう飲まないとかいう人が時々いて、コロナのワクチンでも皆さんご経験だったと思うんですけど、コロナのワクチンを打つことで体のだるさとか熱が出たりとか、いろいろありましたよね。
副反応ですよね。
だけども、コロナをその予防するとかあるいは予防できなくてもコロナの症状を軽くするということが期待できたので、皆さん打ったわけですよね。ですので副作用のみ過大視するとそういったメリットも見落としてしまう危険があるので、どちらも公平に見ないといけないということですよ。その公平に見るっていうのはなかなか普通の人ではできないんじゃないでしょうかね。
もしそういうことをお感じになったりするならば、3点目の質問でどういうふうな支援していいのかということにもつながるんですけども、やっぱり主治医の方にちゃんとご相談なさるということですよ。「これずっと飲んでるけど、意味があるのか」とか「効果と副作用はどう今僕の中で、私の中で、生じてるのか」ということをざっくばらんに主治医に相談するというのは、当然一番ですよね。
あとそれに加えて薬をちゃんと飲んでるのかって人がいますよね。今の話にちょっとありましたけども、本当は「寝る前に飲め」って書いてる薬を昼間飲んでみたり、あるいは用法用量が決められて1日3回までなのに5回も6回も飲んでしまうとか、まとめ飲みするとか誤った使い方とかをしてないかとか。あるいは薬は毒だというふうに決め込んでいて、もらった薬をその半分しか飲んでないとか、だけども主治医の方にはちゃんと飲んでるみたいな申告すると、主治医の方は誤解して「これまだ効果が少ないな」と思って、さらに増やして出す人もいるかもしれませんよね。
担当医の間できちんとコミュニケーションしていくということが最も求められていて、一般の方々がその副作用出てんじゃないかとか、この副作用危険じゃないかとか、そういうことを医療機関との相談もなしにいろいろネットの情報とかを鵜呑みにして判断されるというのが一番危険なような気がしますけどね。
そうするとやっぱり僕なんかも10年ずっと相談を受けてて、いろんなケース見てるもんですから「うん〜」ってなった時には逆にその「ちゃんと主治医の人とコミュニケーション取れてますか?」みたいな形で促すっていうのがベストなんですかね。
そうだと思いますよ。あのこれもちょっとやる誤解なんですけど、僕らは診察室の患者さんの姿しか見てないわけですよ。それで就労場面とかご家庭での様子は全くわからないし、かつ診療の場っていうのは自己申告ですよね。だから極端に言うとずいぶん本来の姿とかけ離れていることをご本人がおっしゃっている場合もありますよね。それもちろんその嘘を言ってるつもりはなくて、例えば「自閉症スペクトラム」なんかは自分が周りからどう見えているということを表現する力が弱いので、自分はこう見えてるはずだということを言ってるんだけども、それは客観的に見るとかなり実態とはかけ離れたということは多いので、そこをやはりフィードバックしてほしいなとは思いますね。
わかりやすい話を一つ申し上げると、ご高齢の方で眠れないっていう方、特に女性がおられるんですよ。「ここ一週間一睡もしてません」って言うんだけども、こっそりご家族を呼んで聞くと「いや毎晩いびきをかいて寝てますよ」という話ってね、もうザラにあるんですよ。というふうにやはり医療機関の側にその辺の情報をできたらフィードバックしてほしいなと思います。ただ個人情報ですのでご本人の了解を得ての話にはなるとは思いますけども、そこら辺をこう医療機関との間で緊密に沿っていただけると結局は患者さんに質の高い医療サービスを提供できるのではないかなというふうに思っています。
内科とか皮膚科とか外科とかみたいにその場で大体こう症状がわかるっていうのじゃないですからね。
そうですね。血液検査とかレントゲンをとってとか、あくまでも問診をして自己申告なんですよ。それが真実であるというふうにその場では少なくとも信じてあげないといけないのでそこら辺が難しいところですね。
どうですか書記長?
そうですね、もちろん立場が違うので知ったかぶってなんか話すということも気をつけてはいますし、立ち入れない部分もあるんで「お医者さんのことを信頼しているのか」とか「きちんとその薬飲んでるか」っていうような話程度なんですけれども、やっぱり「すごく信頼しています」とか「長く診てもらっているです」ていうな人ですと、やっぱりその職場でも何を注意するかわかるんですよ。ただまあ東京だけとは言わないですけど、多剤多量処方のいわゆる「あぁ寝れないの。じゃあ睡眠薬いっぱい出しときますよ」みたいなところに通ってる人とか、狙ってそういう所に行く人達もいますから、そういうところだとやっぱ本当にちょっと怖いんですよね。
一生懸命アドバイスしても元に戻ってたりして、まぁ要するに僕たちが頑張っても結局、全然就労関係が良くなっていないケースが多くて、これちょっとなんか寝る前に「自殺未遂するつもりで大量に睡眠薬飲んでるんじゃない?」みたいな人もいるんでこういうのを気にしてれば救えるって言ったらちょっと語弊があるかもしれないですけど、あればなっていうところでしたけど、まあやっぱそこに行き着くのかなっていうような感じで先生のご苦労もちょっと垣間見れたので…。
とても2回じゃ喋り尽くせないぐらいの話になってきたので、先生この後ちょっと一杯いきながら、いつもの話をまたさせていただければというふうに思います。「おがわクリニック」の小川院長にお越しいただきました。2週に渡ってありがとうございました。
こちらこそありがとうございました。
DJ. カジキング
報酬改定の見直しについて
さぁ今週も始まりました。アクセスの時間でございます。今週もですね、久保書記長と就労支援について話していきたいと思います。久保書記長よろしくお願いします。
はい。よろしくお願いします。
この春からですね、就労支援事業所A型だったりB型だったり、就労移行支援で報酬改定の見直しというのがあってるんですけれども、なんか書記長のところにもぼちぼち情報が交錯して入ってきてるんじゃないですか?
そうですね、共同通信さんとか朝日新聞さんとかこの4月の改定で取材をしたいと…。
なるほど。
普段だとそういう時って解説みたいなのを頼まれることが多いんですけど、今回はなんとなくその弊害みたいなところですかね。なんかあんまりちゃんとやってないところが排除されるみたいな…。
そうなんですよ、特にこのA型に関して一般論的には厳しい改訂になってるんじゃないかという話が多くてですね。いま手元に資料があって就労継続支援A型の報酬についてあるんですけど、まあ簡単に言うとA型はこの春この時期にスコアリングというのを各自治体、役所に提出しないといけないんですね。
はい。
それで何が何点、何が何点というふうに点数を決められて、それを元に今年度の報酬単価というのが確定されるんですけども、この基本報酬いう点数を出すのにマイナスの判断基準が新しく加わるようになったんですね。
はい。
まぁ大きく分けて2つですね。通われている利用者さんの1日あたりの労働時間(月間の平均労働時間)が少ないところだったりとか、A型事業所というのはあくまでも雇用してますんで、その方々が作業して稼ぐ施設として収入得ないといけないという決まりがあるんですけど、その収入の総額と全A型の給料を比較して給料以上の売上がちゃんと上がっているのか、上がってないのかというところを見られるんですけど、これも要は給料以上の売上が上がってない場合、最大点数がマイナス10点とかマイナス20点付くようになっちゃって、今話したこの2点ですね。労働時間と生産活動という部分に関して、あんまりちゃんとやってないところはこれで施設の運営が厳しくなるんじゃないかなというふうに言われてるんですね。
もうすでに僕のところに来た取材ですと、立ちゆかなくなるからといってA型からB型に切り替えちゃいますっていって当然A型は雇用契約なんで突然の解雇、これが問題になっていると「ユニオンにそういう相談が押し寄せてないですか」っていう取材が来てましたね。
すごい数なんじゃないですか? そんな取材の問い合わせが来るっていうことは…。
そうですね。もともと社会保険の事業者の人数がちょっと厳しくなるんじゃないかっていうようなのもあって、早めに見切りをつけたというんですかね。その以前の「大量解雇事件」だいぶ前ですけど第一弾でA型のいわゆるこの報酬が適正に支払われてないんじゃないかということで、ちょっと厚労省は蛇口を閉めた時に大規模事業所で全然立ち行かなくなってニュースになった時あると思うんですけど、まあそれに次ぐぐらいの感じの騒動っていう認識ですね。
なるほど。今回の報酬改定でうまくいかなくなるというところは、そもそもがうまくいってなかったであろうと思うので…。
そうですよね。
A型の不要論も長くあるじゃないですか?
はい。
なので、まあそういったところも含めてもうダメなところは「閉鎖してください」っていう意図も多少見え隠れするのかなとも思うんですけど…。
そうですね、労働契約結んであくまでも就労の支援っていう名前はついてますけど、売ってくれないと売り上げが立たないみたいなちょっとおかしなことになってますからね。だから全体的には本当に何十万人がA型にいて、一般就労を普通にできる人たちがA型にとどめ置かれてるっていう問題はもうずいぶん前から問題にはなっていましたからね。
期限をもうけるべきですよね。
そうですね。なんかA型から一般就労を2年だとか、仮に3年だとしてもそれで「一般就労に結びつきました」「ちょっとうまくいかなくて戻ってきました」これ前回、多分法改正で就労しててもこの福祉サービスが使えるっていうのも入り込んだじゃないですか?
さらに例えば「頑張ったけれどもやっぱりちょっと自分が疲れちゃうな」っていう時にいったんB型に行くとか、そういうことがあればいいんでしょうけど、なんかまあちょっと不要論が出るのもやむを得ないのかなっていう立ち位置ではありますね。
まぁ行き来ができれば多少やりくりもできるんでしょうけど、利用者の給料をこの報酬単価を当てちゃいけないという、そもそもの大前提論があるのでこれを利用者の給料当てること自体が言語道断なんですけど、これの金額から施設側の職員の給料出すわけなんで、出せないですよね。
出せないですね。
利用者1人当たり一番下の単価でも325点と出てますんで自治体によってはこれ1点が10円だったり、10点何円だったりするんですけど、およそ3,300円ぐらいになっちゃうので10人利用者さんがいた場合、1日3万円ぐらいですか?
はい。
月間で60万円とか70万円ぐらいですか、もうそれじゃとてもじゃないですけど給料も払えない。これですと職員の給料が払えないですね。
メリハリでプラスも大きくなったりとか、そういうことはないんですか?
はい、プラスも大きくなってます。なので一番上の方の評点が170点以上の場合でこれまで724点だったのが791とかですね。総じて大体上がってはいるんですけど、頑張ってるところには手厚い報酬の見直しというふうになってるんじゃないかなと思いますけど…。
はい。
来週ですね、そのA型の施設向けにコンサルティングをやってる会社さんがあって、そこからまた聞いた情報なんかもあるので引き続きこの報酬改定についてまた話していければというふうに思います。
DJ. カジキング
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