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2024 年 7 月 6 日放送

二人でしゃべる

 さぁ今週も始まりました「アクセス」の時間でございます。

 今週はですね、準レギュラーの山ちゃんがどうしても僕と2人で話したいっていうことで、久保書記長にわざわざお休みいただいて「二人でしゃべる」ということになっております。

 そういえば、マッスル大会?

 はい。

 あれ結果どうでした? みたいなのを言わんまんまじゃない?

 そうですね、言えないままここまで来てしまいました。

 結果どうやったの? ってもう言ったけど、自分の口でもう1回ね。

 ステージで三点倒立をして見事な予選落ちでした(笑)。

 出禁になりかけとったもんね。

 審査委員長に「ダメだよ」って怒られました。

 しっかり爪痕は残してきたということで、大会は大会で来年また頑張ってください。

 はい。

 それで改まって何か質問って何よ? くだらん内容やったらちょっと怒るよ。

 はい、就労支援施設の立ち上げを今担当させていただいてます。それでオープン当初は「高いスキルを身につけて高賃金な就労をみんなで獲得していこう」と、勢いとこうスタートしていくんですが、時と共にちょっとその気持ちがやっぱり薄れてきているなって感じるんです。

 うん。

 Word、Excel の資格取得が終わってから、そこからの高いスキルをあんまり求めなくなっちゃう…。そういった中で高賃金の就労が達成できるのかというと、やっぱ難しいと思うんです。カジキングさんだったら「高いスキルをもう1回目指していこうぜ」ってどういう風にお伝えをしますか?

 なるほど、施設のオープン当初は高いスキルを身につけてもらっていい賃金の就職に就いてもらおうってやってたんだけど、時間の経過と共にワードやエクセルが決して悪いとは言わないけども、より高いレベルのスキルアップをだんだんしないような雰囲気に利用者本人も施設で働く職員も施設のオーナーさんも、なんかみんながそうなっちゃってるってことね…。

 はい。

 なるほど、それを変えたいみたいな話ということね?

 気持ちは分からなくもないんだけどね、やっぱりスキルアップっていうのは1日でいきなりプログラマーになれるわけじゃないから、小さなことの積み重ねみたいなものだから現場にいると、まぁ日々ちょっとずつ成長していったらみたいなその延長線にプログラマーというものがあるんだ、みたいな意識にどんどんなるからまぁちょっとずつでいいみたいになりがちなんだろうけど…。

 あのね、先週ギックリ腰になったのね、しかも静岡県の浜松市でね。

 はい。

 っていうか山ちゃんも一緒におったやろ? キャリーケースを杖代わりにして、もう本当に動けなかったんですよ。

 いま治っとうやん。

 はい。

 整体に行ったわけよ。

 はい。

 その整体の人が言よったのよ。ギックリ腰だから腰をマッサージしがちだけど腰じゃないんですよ。

 はい。

 結局、ふくらはぎと太ももの前方の方と二の腕をしっかりマッサージされて良くなったのよ。ギックリ腰って言ってるのに腰をマッサージされてない。

 はい。

 何が言いたいの俺? みたいな話になってきたけど高いスキルの就職をしてもらおうと思ったら「高いスキルの学習をしましょう」じゃなくて、みんな施設の職員とか働く側が高いスキルでいけるんだぞと思うことが大事!

 はい。

 いろんな施設を俺は俺で見てるけど、職員が「みんなこういうレベルいけるっしょ」って思ってる施設は利用者さんもみんなそうなってる。

 はい。

 でも働く職員が word、Excel の資格をなんとか取ったんで、まぁ「このスキルでできる範囲の就職を探しましょう、高度なスキル無理ですよね」みたいな雰囲気になってると、やっぱりそういう高度な就職達成というのができなくなってきてるわけよ。

 はい。

 回りくどい変な例え話をしちゃったからどうなのって話だけど、自分たちの施設の利用者さんに高いスキルを身につけてもらって、高賃金な就労を達成してもらおうと思ったら何を学習するかとか、そういう次元の話じゃなくて働く自分たちがいけるんだと思うことね。

 はい。

 要はそれさえ思ってもらえれば現場は変わると思う。

 はい。

 なのでスキルレベルはあんまり身についてないのにその段階で「なんとか就職させよう」っていう行為がさっきの例え話でいうと、腰が痛いから腰マッサージするみたいなのと一緒で結局そうなっちゃうと、低いレベルで就職できるかできないか、これぐらいしかできないけど「なんとか雇ってください」みたいな話のベースになっていって、いわゆる一般的に今全国にあるような就労支援事業所と結果が同じようになっちゃうわけね。そうじゃなくて働く側も一瞬怖いけど利用者の能力を信じて…。

 はい。

 この「高いプログラミングをやってみよう!」みたいな「できなかったらどうしよう」って、それは施設の職員も怖いし、でもその信じてやることが大事かなと思います。

 はい。

 なのでね、山ちゃんもいろんな支援施設を廻って全国出張して、あの施設のサポートする時に自分自身もそうだし、施設の支援員自らが、オーナーさん自らが「とは言ってもこんなん無理なんじゃない?」ってって思ってる気持ちをしっかり1件1件変えていくようなサポートしていったらいいんじゃないかなというふうに思います。

 はい。

 これ大丈夫?

 ありがとうございます。まずそれを実践をしていくのみだと思います。

 まぁ三点倒立しながら全国廻ってください! で山ちゃんの担当施設が神奈川県だけど、まあ ODee とか radiko で聞いてくれてる人もいるだろうからじゃあ宣伝するよ。

 はい。

 神奈川県厚木市中町4丁目4の15「エイト就労支援サービス」さんが運営する - エレファントマーリン - さんがオープンしています。就労移行支援のみの業者さんで、ITに特化した業者ということで利用者さんを募集しているので、興味がある方はぜひ皆さん問い合わせしてみてください。

 電話番号も言っておきます。☎︎ 0462-59-9767 エレファントマーリンのサービス管理者の岸さん宛てにお問い合わせしてもらったらいいんじゃないかなというふうに思います。お問い合わせ待っておりますのでよろしくお願いします。では山ちゃん最後に一言なんか一発ギャグお願いします!

 一発ギャグですか?

 はい、もう結構です。

 ありがとうございました!

DJ. カジキング

2024 年 7 月 13 日放送

障害者雇用 - 福岡モデル

 さぁ今週も始まりました 久保書記長、今週は2人でよろしくお願いします。

 はい、よろしくお願いします。

 ちょっと打って変わって自治系のニュースでいきたいと思います。

 先々週ぐらいに見かけた記事がありまして「うわっ、小野寺さんや!」と思ってですね。読売新聞の記事で「人手不足解消へ、障害者雇用福岡モデル - 労働局が先進企業への見学を促し採用支援」というタイトルで記事があったんですよ。

 局長に就任した途端に福岡モデル!

 そうなんですよ。ちょっと記事読ませてもらいますね。

—— 官民共同で障害者雇用を促進しようと福岡労働局はこの春、福岡モデルの構築に乗り出した。人手不足に悩む企業に対し、障害者雇用の先進企業への見学などを促し、採用を検討してもらう取り組み。多様な人材が活躍する土壌づくりにつながることを企業に伝えていきたいとしている ——

—— 福岡モデルは人手不足の課題を抱える運輸・卸売・小売業の事業所が多いハローワーク東福岡で始めた。採用数を充足できていない企業のうち工夫次第で障がい者の活躍が見込まれる企業に新規採用を提案していく。雇用を検討したいがどのように業務を任せるかわからないといった企業には先進企業の見学を進める。見学には県内の障がい者の雇用実績の高い9社が協力予定だという ——

 みたいな話で、まぁあと結構文章あるんですけど…。

 はい。

 福岡モデルをついに小野寺さんが着手し始めた…。

 そうですね、あの厚労省の障害者雇用政策トップの頃から、まあこの番組でもたびたび熱い人だと言ってましたけど、まぁそちらに行っても…。

 やっぱりあくまでも現場の人というか、やるんですね。

 やりますねぇ、やっぱり自分が音頭取って「こういうふうにやれば上手くいくのよ」っていう感じがもう目に浮かぶようようですね。

 そうなんですよ。あのフェイスブックも見てるともうすごいっすよ。ほぼ日替わりみたいにいろんな中小企業と会ったり見学や視察に行ったり、また全国から福岡労働局長になっている小野寺さんところにいろんな人が来てたりとか…。

 本業の方が疎かになってないかしら…。局の仕事いっぱいありますからね、多岐にわたりますから…。

 そうですよね。

 マスコミにも小野寺さんのファンが多いというか…。

 ああ、そうなんですね。

 すごく官僚にしては歯切れがいいじゃないですか?

 はい、はい。

 これはなんとなくなんていうんですかね。親分肌というかそういうところもあるし、だからまぁこういう難しいところの分野でもなんかすごい牽引力になってまぁファンが多い人ですよね。

 なるほど。

 だから福岡に行っても福岡で収まってない感じがするところです。

 いやーでもあいも変わらずこの障害者雇用に対しては、ほんとに情熱注いでやられてるんなんだなっていうのが…。

 いやちょっとあの先週の話もありましたけど、やっぱり支援に携わる人はこうあってほしいっていうニュースではありますよね。

 そうですね、はい。

 やっぱりその誰よりも「障がいがあるからって何もできないってわけじゃないのよ」っていうのを一番信じてる人ではありますからね。

 そうですね。

 あと福岡でこういうことができているわけですから、こういう工夫があればいわゆる障害者雇用率の問題じゃなくて多分人手不足解消というところでできるっていうことなんだと思うんですよね。だから福岡で先にまず強引に進めるので「福岡モデル」。これたぶん他府県でもできるということであれば障がいのある人が就職先としてちょっとまた広がるのかなっていう気がしないでもないですね。

 あの僕この記事読んだ時にですね、先週僕は山ちゃんにその「働く支援員が高い理想というかレベルでやらないとダメなんだよ」みたいな話を山ちゃんしたんですよね。でこの記事見ててさらに思ったんですけど、どことは言いませんけどうちのパートナー施設さんみたいなところでですね、このエリアで障害者雇用枠たくさんあるんだけど、実際「あの人たち雇う気ないんですよ」っていうことで諦めちゃってる声がちらほら聞くんですよ。

 要は「求人はたくさん出てるんでしょ?」っていう話を僕がすると「いやあれは出してるだけで労働局とかに対して、パフォーマンスも多少あって実際行ったら採用してもらえないんですよ」みたいなこと平気でちょっと言われたことがあるんですね。でもこの記事見てると実際やっぱり出しててしっかり採用しているのがまぁこれ多いか少ないか別にして 40 %ぐらいあるわけですから…。

 でもあと支援の人が情熱とかその信念があれば、まあいわゆるその釣り広告っていうか「求人出してますよ」っていう事で。いわゆるその雇用率未達成をクリアするって現実は確かにありますけれども、職業安定法違反なんですね。要するに雇う気もないのに募集を出しているという、だから例えばあの信念持って突き抜ければ出てるんだから雇われて当然なんでしょうと…。

 はい。

 「もしかして、嘘の広告なんですか」っていうぐらいまでいけるといいんじゃないですか。

 あぁ、なるほどね。

 「もう、しょうがないよ」って、こっちがやっぱり諦めちゃうよりは「まさか、法律違反してないですよね。ちゃんと考えてくれてますよね」みたいなところの方が意識としては必要なような気がしますね。

 とにかく総じて言えば、要は取り組む僕たち側が諦めちゃダメってことですよね。

 そうですね、放課後デイの人ともちょっとお話したじゃないですか? そこにやっぱりまず親が諦めてたり本人が諦めてたり、まぁそうなるとやっぱりこう支援する側も諦めたり、あとはその応援する側も諦めたりしがちですけど、どっか小野寺さんを見てるとすがすがしいまでに諦めが悪いというかちょっと改めて、あの僕もまぁユニオンとかでも意外と諦めがちではあるんですね。一生懸命こっちがやっても本人がルーズになっちゃったら何やってんだろうっていう時ありますけど、改めて元気が出るニュースですね。

 そうですね、ものすごく刺激になるニュースでした。

 いや本当ですね。

 また小野寺さん、これもし聞いていたら久保書記長と一杯よろしくお願いします。

 ぜひ福岡で!

DJ. カジキング

2024 年 7 月 20 日放送

ユーカリ訪問看護ステーション宮崎 Vol.1

 さぁ今週も始まりました「アクセス」の時間でございます。

 今週もですね、素敵なゲストにお越しいただいております。「レインボーユーカリ合同会社 - ユーカリ訪問看護ステーション宮崎」から小野さんにお越しいただいております。

 よろしくお願いします。アロハ!

 よろしくお願いします。

 まずですね、精神科・心療内科に特化した訪問看護ステーション運営をされているということなんですけども、会社名とか全体的なご紹介をしていただいてよろしいでしょうか。

 ありがとうございます。ステーションの名前でもあるユーカリは元々本社が兵庫県の尼崎の方にあるんですけど、そちらの会社名が「レインボーユーカリ合同会社」といいます。

 レインボーユーカリ合同会社!

 はい、そうです。あのユーカリって、あのコアラを連想する方が多いと思います。

 ユーカリの葉ですね。

 そうですね。そのレインボーユーカリっていう木は北半球に唯一栽培することができる「木」っていう風になってます。

 はい。

 「希望」という意味がありまして、その名前と希望という意味を社長の方が気に入ったところが会社名になっています。でその木自体がとっても珍しくてですね、樹皮、木の皮になるんですけど、それがさまざまな色してるんですよ。

 それでレインボーっていうんですか?

 そうなんです。色んな色をしてる木なんですよね。

 南半球には無いからそれコアラが食べても虹色になるわけじゃないんですね。

 そういうわけではないですね。

 なるほど。そんな会社に皆さんがどんどん仲間が集まって作られたということですね。

 はい、そうです。私たちは大自然を愛し、サーフィンが大好きな仲間で集まった「訪問看護ステーション」になります。

 皆さん、サーフィンされるということですか?

 そうなんですよ、珍しいですよね。

 珍しいですね。

 最初の方で「アロハ」って言ったんですけど、アロハの意味って知ってます?

 なんとなくは分かります。

 皆さん知ってるのが「ようこそ」だったり「ありがとう」「アイラブユー」とか、そういう意味合いがあるんですね。

 いろんな場面で使える言葉ですよね。

 はい、いろいろな使い方ができるんですけどハワイ王朝の最後の女王が「アロハ」について語った一文があるんですよ。それをちょっと読まさせていただきますね。

 はい。

—— アロハとは人々が共に生きていくために、それぞれ各自が他者を大切に想い合う人間関係の本質です ——

 もう一つが

—— アロハとは語ることのできないものを聞き、見えないものを見て、知ることのできないものを知ることなのです ——

 と話された言葉があります。そこでですね、私たちは訪問看護をさせていただく上でこのアロハの精神でさせてもらおうかなっていうふうに考えています。

 実は私もハワイにまあまあ行ってるんですね。

 はい。知っています(笑)。

 ハワイのラジオ局でも1年間、番組をやってたことはあるんですね。

 そうなんですか?

 はい、ハワイ在住の日本人の方たち向けにカジキ釣り番組をしててですね。反響はそう無かったんですけど、当然このアロハっていう言葉聞くわけじゃないですか。

 こういうことですね。

 そういうことですね。

 愛みたいな意味でこう受け取ってたんですけど、人間の本質みたいな部分ってことですね。

 そういう意味合いもあるということです。

 なるほど、それでそんな精神溢れる会社に小野さんも加わったわけですか?

 そうですね。自分自身が元々、精神科病院の方に 25 年ほど勤めてまして…。

 25 年!

 はい、それで自分の人生を見たときに「このままでいいのかな」とかちょっと悩んだ揚げ句にですね。退職の方をしまして…。

 あららら…。

 まぁでもそれが正しかったのかどうかというのは、ちょっとわかんないんですけど…。

 でも、それ誰もわかりませんよ。

 そうですよね。いずれ来る最後の時にまあ「あぁいい人生だったな」って自分で思えればいいなと思って退職の方させていただいたんですが、半年ほど本当に遊んでました。

 ちなみに何して遊んでた?

 えぇとサーフィン行って、島を渡って釣りして…。

 釣りもするんだ!

 釣りもします! まあいろいろ楽しんでました。そんなんしてたら、ちょっと社長の方に海で拾われたっていう感じですね。

 どんな感じで?

 正確に言うと宮崎の管理者である吉田の方に、海で「こういうのやるんだけど、どう?」みたいな話になって、それで「社長が来るから会ってみる?」とかってなって、そのまんま拾われたという感じですね。

 お誘いの言葉を掛け合ったのを海なんですか?

 海ですね。あのサーフィンしてる時に波が来るのを待つの波待ちっていうんですけど、その波待ちしている時に説明を受けて「それだったらやってみてもいいかな」とか思って社長に会ってっていう感じでしたね。

 最高のお誘いのシチュエーションですよね。

 ありがとうございます。

 そう口説くにはそうありたいと聞きながら思いましたけど…。

 確かに…。

 それで2つ返事でもう十分遊んだしと…。

 親にも心配かけられないしと…。

 そうやって愉快な仲間たちが集まって会社施設ができたわけですね。

 じゃあ今、聞き慣れない方たちもいらっしゃると思いますんで簡単に訪問看護ステーションって何? みたいなことをお話しいただいてよろしいですか?

 はい、私たちは精神科・心療内科に特化した訪問看護ステーションで、精神科・心療内科の先生の指示があればどなたでも受けることができるんです。医療保険でも介護保険でもどちらでも受けることができます。

 なるほど。

 皆さんの中で生活しながらなんですけど、身の回りのことや食べ物とかが上手くできないとか、外出するのが苦手だとか、人と話することができない。「あぁ今日も眠れなかったな」とか「生活リズムが整わないな」ような外来通院がうまくできずに、入退院を繰り返してしまう等の人がいらっしゃったりとかするんじゃないかなと思うんですけど、まぁそういう時にですね「ユーカリ訪問看護ステーション宮崎」はそんな方たちの相談相手として使っていただければと思っています。

 なるほど。なんかパッとお聞きすると守備範囲が広いですよね。

 めっちゃ広いですよ。

 この守備範囲の広さ、そして具体的にもう一歩踏み込んで「どんなことしてもらえるの?」みたいな事をお話いただきたいと思うんですけど、来週もまた来ていただけますか?

 もちろん、喜んで来させていただきます。

 「ユーカリ訪問看護ステーション宮崎」の小野さんにお越しいただきました。来週もよろしくお願いします。

 本日はありがとうございました。

DJ. カジキング

2024 年 7 月 27 日放送

ユーカリ訪問看護ステーション宮崎 Vol.2

 さぁ今週も始まりました『アクセス』の時間でございます。先週に引き続き、レインボーユーカリ合同会社さんが運営する「ユーカリ訪問看護ステーション宮崎」の小野さんにお越しいただいております。小野さん今週もよろしくお願いします。

 よろしくお願いします。

 はい、よろしくお願いします。先週の少しまとめをさせていただくと、精神科・心療内科に特化した訪問看護ステーションを運営されていて、まぁ精神科・診療内科の先生の指示があればどなたでも受けれるサービスだというようなことをお伺いしたんですね。

 はい。

 それで身の回りのことだったり、食生活がうまくできないとか、外出するのが怖い、生活リズムが整わないとかですね。「相談相手として使ってください」みたいなお話を伺ったんですけど、そもそもどうやったら利用ができるんですか?

 そうですね、電話一本いただけたら「あなたの元へ飛んでいきます」ということです。

 いったん飛んでいくんですね。

 まず飛んでいきます。

 まず飛んでいく。それでどうされるんです。

 契約の方をしていただいたら、もういつでも飛んで行けるということですね。

 それは回数無限なんですか?

 それがですね1回あたり 30 分から1時間程度の訪問なんですけど、回数的には週3回まで利用できます。

 まぁまぁじゃないですか? 週3回といえば、2日に1回来てくれるみたいな。

 そうですね、ほぼほぼそばにいるっていう感じです。

 なるほど、もうちょっと一歩踏み込んで具体的に「こんな相談に乗ることもありますよ」みたいなことって…。

 相談内容に関しては、やっぱり個人情報なのでまぁお答えすることができないんですけども…。

 まぁそうですね、個人個別はですね。

 ただ言えることがありまして、契約者様その方が前を向いてくれるためであれば「私たちは何でもします」ということですかね。1人で悩んで苦しい思いをしていると誰だって後ろ向きな考えをしたりすることってありますよね。明日が来ることを「嫌だな」って思ったりとかすることがあると思うんですけど、それが毎日だったらどうですか?

 毎日そうなるとちょっとつらいですね。

 ちょっとつらいですよね。

 つらいですよね。

 そうならなくていいように「私たちが何でもします」ということなんですよ。

 向き合う勇気だったりということですね。

 そうですね、例えばその人が戦うために大事な「盾」にも「剣」にもなってあげることもできますよっていうことです。

 かっこいい響きですね。

 ありがとうございます。人生をロールプレイングゲームとか例えるならば、パーティーメンバーにそういう奴がいたらめっちゃ強くないですか?

 そんなキャラいないです。

 そんなキャラいないですよね。でも私たちはそういう思いをされている方がいらっしゃったら「パーティーメンバーに加わることができますよ」ということなんです。

 これむちゃむちゃ勇気を与えてくれる存在ですよね。やっぱあの精神抱えている方なんかはやっぱり健常者じゃなかなか感じないような不安をより感じたりとかされてると思うんで、すごい味方ですよね。

 そうですよね。

 あと個人的な思いみたいな部分でなんかあります?

 そうですね、先週お話したように病院勤務の方してたんですけど…。

 25 年って言ってたですもんね。

 そうです、25 年まぁずっと見てて「退院後のフォローっていうのをもっとしてあげられたらな」っていうのをちょっと前から考えてはいたんですけど、そんな時に定期的に家に来てくれて話し相手にもなってくれて相談にも乗ってくれる。まぁできたらそういうことをしてみたいなって考えていたんですよ。

 はい、波待ちしながらですね。

 そう、波待ちしながらですね。現在の世の中は電話だったりメールっていうのがありますけど、電話では相手の表情は分からないですしメールだと肝心の部分も伝えることはできない。

 そうですね、活字すると冷たく感じたりしますよね。

 そうなんですよね。でもそれが顔を見ながら話すことができたら「あぁこういうふうに考えてるのかな」って「今こういうふうにしてもらいたいのかな」っていうのが自分は読み取ることが少しできるので、そういうふうにしていきたいなって思いました。

 なるほど。それを今、現場で面談に使われているわけですね。ちなみに利用者さんという表現でいいんですかね?

 はい。

 ケースバイケースだと思いますけど、その最初の契約する段階での利用契約かなんかでだいたいの回数とかって決められるんですか?

 まずは週1回入らせていただく契約をさせていただいて、その中でその人の困っている状況に応じて回数を増やしていったりとか、そういう感じで増やしていってます。

 またはどんどん減っていくとか…。

 減っていったりとか、まぁ減らしたくはないんですけど(笑)。

 話したいんですね?

 話したいんです! 顔を見て話したいです。

 顔を見て話したい! もう天職じゃないですか。

 ありがとうございます。

 天職だと思いますよ。

 ありがとうございます。

 なるほどですね。2週にわたっていろいろお伺いしてきましたけども、言い残したことないですか?

 はい。えぇ先月全国の自殺率が宮崎県がワースト2位になったというニュースを見ました。

 マジですか?

 はい、そうなんですよ。10 代、20 代、30 代の死亡要因の第1位っていうのが、自殺によるものだったんですけど、私たちは悩んでいる理由には人によって違いがあると思うんですけど、1人で悩まないで相談してもらいたいと思ってます。

 はい。

 話を誰にして聞いてもらえばいいのかとか、抜け出す方法もわからないっていうような状態に陥った経験とかっていうのもあると思うんですよね。私たちは万能ではないんですけど、まぁ話を聞いたりその話の内容を共有して寄り添うことができる唯一の看護師となっています。

 まぁ一緒に悩みを解決していけたらなっていうふうに思います。もしよければあなたの隣にいてあなたのより良い未来のために一緒に考えていきましょう。

 素晴らしいですよ。

 ありがとうございます。

 もう今の最後の話はたぶんみんなに刺さったんじゃないかなと思います。僕初めて知りました。宮崎はワースト2位なんですね。

 そうなんです。

 リスナーさんたちだけじゃなくてまぁご家族だったりお知り合いにそういう方がいらっしゃれば、是非ユーカリさんのことを紹介していただいて…。

 もちろん、よろしくお願いします。

 じゃあ最後に施設名と連絡先をリスナーさんにお伝えしてください。

 施設名は、ユーカリ訪問看護ステーション宮崎、電話番号は0985-48-7311です。よろしくお願いします。

 はい、じゃあもう何かあれば小野さん宛てに電話したりしてよろしいということですね。

 もちろんそうです。はい。

 ウェブサイトとか細かい情報なんか見れると思いますので、ぜひ皆さん検索してお問い合わせしてみてください。それでは改めて2週間ありがとうございました。またお会いしましょう。

 ありがとうございました。

DJ. カジキング

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